劇場版名探偵コナンの過去作品の「タイトルヒント」を徹底分析してみた!

タイトルヒント鉛筆

劇場版名探偵コナンと言えば、原作者の青山剛昌先生が、毎年ある時期になると「虫食い型タイトルヒント」を出してくれます。

このタイトルヒントの出し方がまた絶妙で、毎年、「これ頑張って考えたら当てれそう!」って思わせてくれるんですよね~(笑)

こんなに楽しませてくれるなんて、ホント、青山先生は天才ですね。

今回は、「過去のタイトルヒント」について研究してまとめてみました!

ぜひ毎年のタイトル考察に役立ててください!

目次

過去作品の「タイトル」発表日

ではまずは過去の「タイトル」発表日の振り返りから。

過去6作品分、さかのぼって調べてみました。

から紅の恋歌2016年11月30日水曜日
ゼロの執行人2017年11月29日水曜日
紺青の拳2018年12月5日水曜日
緋色の弾丸2019年12月4日水曜日
ハロウィンの花嫁2021年12月1日水曜日
黒鉄のサブマリン2022年11月30日水曜日

これを見たら一目瞭然ですが、タイトル発表は毎年、11月下旬から12月初旬の「水曜日」に行われていることが分かります。

なぜ水曜日かというと、タイトル発表は毎年、週刊少年サンデーで発表されているからです(週刊少年サンデーの発売日は毎週水曜日)。

毎年

11月の最終水曜日

または

12月の最初の水曜日

に発表されているようですね。

タイトルヒントの歴史

タイトルヒントとは

ご存知の方も多いかもしれませんが、知らない方もいらっしゃると思うので念のため説明します。

劇場版名探偵コナンは、ここ数年は毎年、原作者の青山剛昌先生があの超有名な任天堂さんのゲーム「どうぶつの森」でタイトルヒントを出してくれることで有名です。

もはや毎年の恒例行事となっており、遂にゲームでタイトルヒントが出されることについて誰もツッコまなくなってしまいました(笑)

青山先生は「あつまれどうぶつの森」で自身の島を作っていらっしゃるので、その島にゲームプレイヤーが遊びに行くことでタイトルヒントをゲットすることができるという仕組みです。

「どうぶつの森(所謂「あつ森」/2020年発売)は持ってないよ」、という方でもご安心ください。

今はSNSですぐ情報が拡散される時代なので、たとえば「X(旧:Twitter)」ですぐにタイトルヒントを確認することができます。

2012年に発売されたどうぶつの森、「とびだせどうぶつの森」の時代も青山先生は自身の村を作っていらっしゃったようです。

遡って見たところ、2016年公開映画『純黒の悪夢(ナイトメア)』のときにはすでにこの「タイトルヒント公表@どうぶつの森」スタイルが確立されていることがわかりました。

(それより前に関しては調べてみてもわからず、いつからはじまったのか正確なところは不明です。)

過去のタイトルヒント発表日

過去のタイトルヒント発表日を、調べてみてわかった分だけピックアップしました。

公開年タイトルヒント発表日
2019年公開『紺青の拳(フィスト)』9月24日
2021年公開『緋色の弾丸』9月9日
2024年公開『?(2023年11月中旬時点ではまだ不明)』9月18日

毎年9月にタイトルヒントが発表されていることがわかりますね!

つまり毎年「タイトル」の考察を楽しめるのは、このヒント発表から先述したタイトル発表日までの「約2ヶ月半〜3ヶ月程度」ということですね!!

(いつぞやの誰かさんも言ってましたね、「限りがあるからがんばれるんやで。なあ、和葉。」と(笑)←ほとんど人物を言ってるようなもの)

過去のタイトルヒント一覧 

2016年純黒の悪夢(ナイトメア)◯o◯コク の ◯◯◯◯◯
2017年から紅の恋歌(ラブレター)カ◯◯◯◯◯ の ◯ン◯
2018年ゼロの執行人◯゛◯ の ◯o◯◯◯ん
2019年紺青の拳(フィスト)◯ン◯ョ◯ の ◯o◯ト
2021年緋色の弾丸◯◯ロ の ◯ン◯◯
2022年ハロウィンの花嫁◯◯◯oン の ハ◯◯◯

過去の一覧を見るといくつかわかることがあります。

ピックアップすると以下の通りです。

①ヒントがカタカナだからといって、タイトルが当て字やカタカナ英語になるわけではない

→例:『ゼロの執行人』の後半ヒントは「◯o◯◯◯ん」だったのに対し、『ハロウィンの花嫁』の後半ヒントは「ハ◯◯◯」だった(はなよめ、はカタカナではないのに)。

②◯とoがしっかり区別されているので「◯o」は必ず拗音になる

(ようおん/例:ぎゃ・ぎゅ・ぎょ、じゃ、じゅ、じょ、など※)。

③「゛」の有無で「濁点」がくるかどうかの判断ができない

→例:『ゼロの執行人』の前半のヒントが「◯゛◯」だったのに対して

・純黒の悪夢の前半ヒントは「◯o◯コク」

・『紺青の拳』の前半ヒントは「◯ン◯ョ◯」

・『緋色の弾丸』の後半ヒントは「◯ン◯◯」

こうして見ると、『ゼロの執行人』で濁点がついていたことの方が異例だったと言えますね。

④から紅の恋歌(ラブレター)の後半ヒントが「◯ン◯」であったのに実際のタイトルは「ラブレター」と読んだ年だけが唯一例外で、それ以外は「何と読むか(発音するか)」でヒントが出されている

→から紅の恋歌の年は、タイトルヒントの時期はまだ「レンカ」にするつもりでいて、それ以降からタイトルが正式公表される間のどこかで「ラブレター」読みに変更された可能性がありますね。

私は『ゼロの執行人』だけ濁点が区別されていることについて、『ゼロの執行人』公開当時は、女性ファンの間でゼロ=安室透さんの人気急上昇中だったからではないかと推測しています(笑)

あらかじめ主人公が安室さんであることを分かってもらった方が盛り上がるからですね。

つまりアレです、言葉を選ばずに言うと「金」です(笑)

でもこうやって色々な思考(動機)でファンが増えていくことによって、その収益が今後の予算になり、結果として『黒鉄の魚影』のような名作を叩き出すわけですから、ほんと、ファンのみなさんと制作陣には感謝してもしきれませんね。

※先述した「拗音(ようおん)」について全てピックアップしました↓

きゃ/きゅ/きょ/ぎゃ/ぎゅ/ぎょ

しゃ/しゅ/しょ/じゃ/じゅ/じょ

ちゃ/ちゅ/ちょ/ぢゃ/ぢゅ/ぢょ

にゃ/にゅ/にょ

ひゃ/ひゅ/ひょ/びゃ/びゅ/びょ/ぴゃ/ぴゅ/ぴょ

みゃ/みゅ/みょ

りゃ/りゅ/りょ

これらの36通りです。

つまり小さな「ャ、ュ、ョ」がつく文字ということですね!

(正確には拗音のなかでさらに「開拗音」と「合拗音」に分かれるのですが、後者が使われることはほぼ無いと思っていて良さそうなので今回は省いて開拗音のほうだけピックアップしています。)

まとめ

今回は、過去作品の「タイトルヒント」についてまとめました。

タイトル考察の際に大事なことは、まず「傾向をつかむこと」!

過去問を全く解かずに本番の試験に挑むような人はいませんよね?(それこそコナン君や怪盗キッドのようなおそろしく頭が良い人物でない限り(笑))

タイトル考察の時期になる度にぜひ見返して参考にしてください。

ではまた次回、お会いしましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (3件)

コメントする

目次