劇場版名探偵コナン『漆黒の追跡者』で『黒鉄の魚影』の予習をしよう!

漆黒の追跡者とカラス

2023年4月14日の金曜ロードショーにて、劇場版名探偵コナン第13作『漆黒の追跡者が放送されていましたね。

そして同日から、全国の映画館で劇場版名探偵コナン第26作目となる『黒鉄の魚影』(くろがねのサブマリン)が絶賛公開中です!

皆さんはもう観に行きましたか?

私は先日4月末に、やっと見に行くことができました!

劇場版名探偵コナンは もともと、 ゴールデンウィーク期間中に子供たちの集客を狙って公開されてきた映画です。

ですが、 最近の名探偵コナンは大人向けにシフトしている感じがしませんか?

名探偵コナンは子供はもちろん大人から 高齢者まで性別を問わず楽しめる作品です。

そこで今回は、コナンファン歴15年以上、そして劇場版名探偵コナンが大好きすぎてほぼ毎日過去作を鑑賞している私が、

『黒鉄の魚影』を鑑賞前に必見の、『漆黒の追跡者』について、大事なところのネタバレなし、紹介します!

劇場版最新作『黒鉄の魚影』の予習にもなるのでぜひ最後までご覧ください。

目次

『漆黒の追跡者』の評価は、ひどい!?

名探偵コナンに限らず、どんなアニメ映画にもネガティブな評価はあるもの。

本作に関して特に目立っているのは、予告詐欺がひどい」という意見です。

逆に言えば、予告の段階の期待感が素晴らしかった作品ともとれます。

黒の組織にコナンの正体がバレてしまったかのような描写、ジンに追い詰められたコナン……さらにそこに蘭もきて大ピンチ!!といったような感じの予告でした。

今回は黒の組織との対決編である、ということがよくわかりますね。

その上で、いざ映画が始まると、すぐにそれがコナンの夢だったことが明らかになるという展開でした(いわゆる、夢オチ)。

他にも、ゲスト声優の「DAIGO」さんの演技が「棒読み」、「下手」という意見などもありました。

『漆黒の追跡者』の概要とあらすじ

追跡者と書いて「チェイサー」と読みます。

概要

  • 2009年4月18日に公開
  • 劇場版『名探偵コナン』シリーズの第13作品目
  • 上映時間は約110分
  • 興行収入は35億円
  • 観客動員数は291万人以上※
  • 「第33回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞」を受賞

※公開年2009年の6月7日時点/参考:映画「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」、興行収入34億円を突破してシリーズ新記録を更新

  • 原作者名:青山剛昌
  • スタッフ
  • 脚本:古内一成(こうち かずなり)
  • 監督:山本泰一郎(やまもと やすいちろう)
  • 音楽:大野克夫(おおの かつお)

劇場版名探偵コナンと言えば、脚本家監督がそれぞれ誰なのかに注目している人もいるのではないでしょうか。

本作は古内×山本ペアの作品です。

あらすじ

東京、神奈川、静岡、長野の1都3県で6人が殺される事件が発生。その全ての現場にアルファベットが刻まれた麻雀牌が残されていたことから、警察は、同一犯による広域連続殺人事件とみて捜査を始める。探偵・毛利小五郎も出席する捜査会議についてきたコナンは、捜査会議の後、宿敵・黒ずくめの組織の車を目撃する。さらに、会議に参加した警察官の中に、童謡「七つの子」の音階を奏でながら携帯で誰かにメールを打っていた人物がいたことを知る。すぐにコナンは、組織の仲間が会議に潜入していた可能性に気がつく。一連の事件と黒ずくめの組織との関連は?コナンは危険を覚悟で、単独捜査を開始するが……。

『漆黒の追跡者』は面白くないのか?最大の見どころは「ノック」の登場か

見どころ①NOC(ノック)は誰だ!?

組織のメンバーが捜査会議に 出席していたということで、一体誰がノックなんだ⁉というのが、この作品の肝となる要素。

それが明らかになるのは 終盤 なので、 最後までハラハラさせられます!

見どころ②蘭と組織メンバーの格闘シーン

知っている人のあいだでは有名な、蘭ちゃんが例のアレを避けるシーンがあるのはこの作品。

劇場版コナンのなかでこのシーンが一番好きだという人も何人かいるぐらい、見応えのあるシーンです。

見どころ③絵の具を踏む失態をおかした組織メンバーは誰

ジンは度々ファンの間で「ドジン」などと呼ばれていじられてます。

悪者なのに、愛されキャラのジン。

本作ではなんと、ジンが事件現場にあった「絵の具」を踏んでしまい、そのせいでその後現場にやってきた佐藤刑事にその存在を感づかれています。(佐藤刑事、さすが!)

ネットでは絵の具を踏んだのはウォッカの方だとおっしゃってる方もいますが、おそらくジンの方で間違いないでしょうね。

あとは服部平次とコナン(新一)の熱い友情のシーンも心揺さぶられますね!

特徴①説明や解説が中心

冒頭からエンディングシーンまで一貫して、登場人物による「説明」や「解説」の描写が多いです。

 本作は他の劇場版作品と比べて登場人物も多めで犯人の犯行動機なども少々ややこしいところがありますが、とは言え、この作中の登場人物の「説明」をしっかり聞いていれば、そんなにおいてけぼりにならずに楽しめます。

特にベルモットがコナンに対してご丁寧に組織の動きやメンバーのことを解説してくれているところは必見です(笑)。

特徴②大勢の警察官の登場

今回の事件は1都3県の広域連続殺人であるだけに、各地の刑事が一堂に会しています。

いつもの目暮警部、白鳥警部、高木刑事、佐藤刑事に加えて、

  • 長野県警の大和警部と上原警部
  • 静岡県警の横溝警部
  • 神奈川県警の横溝警部
  • 群馬県警の山村警部
  • 京都県警の綾小路警部

など。

ファン向けの嬉しい要素ですね!

特徴③BGMがかっこいい

宿敵黒の組織の描写も多いことから、緊迫感のある重低音のかっこいいBGMが多いです。

ちなみに特に私が気に入っている作中のお気に入りは、「ブラックインパクトC/D/E」です(笑)

劇場版で使われた BGMは、その後のアニメでも使用されることがあるので、なかには聞き覚えのある BGM もあると思います。

特徴④スケボーアクションと爆発

劇場版名探偵コナンにしては珍しく爆発が起きません。

また、スケボーアクションもほとんどありません。

この両方がない劇場版作品は相当珍しいです。

これらを楽しみにしている人にとっては少々物足りなく感じてしまうかもしれません。

たとえるなら、まるで「パレードが中止になったディズニーランド」といったところでしょうか(笑)

特徴⑤麻雀、車好きは必見!?

連続殺人の現場全てに「麻雀牌」が置かれていたということで、麻雀好きは盛り上がるポイントではないでしょうか。

実は原作者の青山剛昌先生は、大の車好き

登場人物の多くは、車好きの人も思わずうなずいてしまうような名車に乗っています。

劇場版でここまでたくさんの種類のイケてる車が出てくるのは本作くらいではないでしょうか。

ただ、2009年の作品ということで、なんと言いますか……作画が少々ツッコみたくなるところがあるのは否めませんが……(笑)

『漆黒の追跡者』鑑賞前に知っておいた方がいい予備知識

黒の組織のメンバーの基本情報

今回は「漆黒の追跡者」を楽しむための軽い紹介だけ。

あの方:組織のボス。 メンバーにはいつも「 あの方」と呼ばれていたが、原作ではその正体は半世紀前に謎の死をとげたと噂されている大富豪の「烏丸蓮耶(からすまれんや)」だと判明している。

ジン:組織の幹部メンバーでかなりの切れ者。ボスにつながる重要人物。冷酷非情な性格で組織の障害となるものや裏切り者は容赦なく抹殺する。主人公の工藤新一にAPTX4869を飲ませた張本人。

ウォッカ:キッチンの弟分的存在で、相棒役を務める。ジンを兄貴と呼び慕っている。時折ドジを踏むこともあるが、実は潜入捜査から公証役までこなす器用な男。殺しも手慣れている。

ベルモット:変装の達人であることから、「千の顔を持つ魔女」の異名をもつ美女。なかなかの秘密主義で、度々単独で活動。過去に命を助けられた経験から、新一と蘭のことを「宝物」と言って大切にしている。また、「コナン=新一」であることを知っているが組織の他のメンバーには何故か隠している。まだまだ謎が多い、組織のキーパーソン。

キャンティ:左目の蝶のタトゥーと下品な言葉遣いが特徴の女性スナイパー。コルンとともに 腕利きとして知られている。いつも楽しみながら獲物を狙い撃っており、狙撃という行為に興奮を覚えているタイプ。

コルン:組織の凄腕スナイパー。双璧をなすキャンティとともに組んで任務にあたることが多い。キャンティとは対照的で寡黙な男だが、狙撃に関しては強い拘りがあるのか、意見を主張するシーンが度々ある。

ピスコ:表の顔は大手自動車メーカーの会長・枡山憲三(ますやまけんぞう)。 長年組織のボスである「あの方」に仕えていたが、最後は自らが犯したミスによりあの方に見限られジンに射殺される。

アイリッシュ:本作で初登場し、捜査官に扮し警視庁に潜入した組織のNOC。故ピスコを父親のように慕っていた。

なお、組織のメンバー全員にコードネームがあるわけではなく、なかには末端の構成員も多数在籍しており、ある一定以上の功績をおさめた人でないとコードネームは与えられないとのこと。また、基本的にはコードネームがあるものは皆、地位は同格扱いとされています。

とは言え、原作に登場する組織を追うFBIのメンバー達も「ジンさえおさえられればこっちのもの」と思っているようなので、やはりジンはこのメンバーの中でも幹部中の幹部で、最強と言えそうです。

NOC(読み/ノック)の意味

「Non Officiai Cover」の単語の頭文字をとったもので、簡単に言うとスパイのことです。

ノック、なんて、日常生活では聞きなじみないですよね。

私もコナンのおかげで、意味をはじめて知りました(笑)

今年の劇場版『黒鉄の魚影』でもそうであるように、コナン界隈では今後も絶対に頻繫に出てくる言葉になるので、理解必須です!

ひとまず「スパイのこと」だと理解していれば、名探偵コナンは楽しめます。

黒の組織のボスとメールアドレス

ボスのメールアドレスを打ったときのプッシュ音は「かーらぁすー なぜ鳴くのー」というフレーズが有名な、童謡の「七つの子」のメロディー。

組織のメンバーは、足が付かないように、音でボスのメールアドレスを覚え、連絡の度に毎回アドレスを打って連絡するよう訓練されています。

そしてそのおかげで、結局コナン君に暗躍を嗅ぎ付けらてしまうっていうね(笑)

筆者の感想

現在公開中の『黒鉄の魚影』は、 劇場版の第26作品目となります。

 名探偵コナンに限らず、 アニメ映画は基本的に、 多くの人に見てもらいたいので、「一見さんお断り」にはしたくないものです。

 だから 原作のサイドストーリーのような作品が多くなっています。

…が、しかし!

名探偵コナンはこれだけの長い間、多くの人々に愛されてきたご長寿作品なので、いつまでもそうはいかないようです。

 最近の 劇場版は、初心者が気軽に見に行ける感じではないでしょう、残念ながら。

ですが 私は、 原作 『名探偵コナン』が終わりを迎えるその時まで、 たくさんの人たちと、 名探偵コナンを楽しみつくしたいと思っています!

「当ブログを見る+劇場版過去作を見る」のセットで、毎年の名探偵コナンについていけるようになる、そんなブログを目指しています!


今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

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